【ついたちだよりvol.26】 2024/6/1
〈新たな仕事はまるで旅のよう〉
年に12回訪れる1日の中でも本日はちょっと特別。株式会社ついたちは、本日より4期目となりました。まだまだひよっこですが、会社経営というものが少しずつ体に染み込んできました。
私は長い長いフリーランスの期間を経て法人を設立したので、両者のメリット、デメリットをよく聞かれます。簡単に言うならば、デメリットは法人にすることで出ていく費用が多くなったこと。メリットは仕事の幅が広がってきたことと感じています。
先月には新しい仕事への挑戦がありました。それは、国際会議の速報を出すというお仕事で、メインの日には朝から晩までセッションが続き、合計で10本の速報を当日21時までに提出するのがミッションでした。
もちろん私一人ではその全てを遂行することはできないので、ライターさん5人に依頼して、私はプランを立てて、必要なものを用意して、終わった原稿をチェックして提出するという役割に徹しました。
私はこれまでにライター仕事の比重が大きかったたものの、同時に編集の仕事も行ってきていて、今回は編集の仕事の延長という側面もありました。でも、国際会議の様子はこれまでに取材をしたことはありましたが、今回はがっつり運営サイドの方であったため、不安要素を自身で見つけ出して潰していく作業を繰り返しました。
ふと途中で思いました。大変だけれど、めちゃくちゃ楽しいと。そしてこれには、旅の計画を立てているのと似た感覚がありました。取材そのものに新しい世界を切り拓く楽しさを感じていましたが、これまでやったことのない仕事を切り拓いていくのも楽しいなと。私の中では、見たことのない世界を見るという点においては、同じワクワクを感じているんだなあと思いました。
そして、もう一つの楽しさがありました。それは、チームで行う楽しさです。ライターのみとなると個人的なワークが多いので、それに没頭し続ける楽しさもありますが、苦しさの方が勝ることもあります。自身の性格を考えると、人と話をしながら状況を整えたり、記事の完成までリードしていったりすることも好きだったり、向いていたりするのではと感じているところです。
元々は出版社スタートではありますが、その後デザイン・ブランディング会社や広告代理店等々とのお付き合いをするようになって感じているのは、クオリティの高いテキストやそれを可能にする優秀な書き手が求められているということ。両者をつなぐ架け橋になることも、私ができることの一つなのではないかと思っているところです。
なんとか4期目に突入し、新しい世界に向かっていけるのも、応援してくださる皆さまのおかげです。これからも誠実に、そして、ワクワクする多様性や異文化にあふれた社会を目指して事業を展開して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します!


