【ついたちだよりvol.28】 2024/8/2

〈原点に立ちかえることができる、家族みたいな人たち〉

昨日は1日でした。皆さんはどんな「ついたち」をお過ごしでしたか。私はとある地域創生イベントに関わってきた方のお話を、イタリアワインを片手にじっくり伺う有意義な時間を過ごせました!

さらにその前日の7/31には、懐かしい人々と会う機会に恵まれました。それは、35年前に神保町で誕生した自然食品店を原点に、現在は実店舗運営の他に全国の様々な業種の店舗等にオーガニック食品・雑貨を卸しているGAIAという会社で働く人々です。

https://www.gaia-ochanomizu.co.jp/shop/default.aspx

私は約20年前に週末だけアルバイトをしていたのを機に、他の会社に就職しても情報発信のお手伝いをしたり、その所属する会社の部門が丸ごとリストラ対象になった際には数か月雇ってもらったりと何かとお世話になり続けている関係があります。

昔からずっと変わらないメンバーと、その後新しく入ってきたメンバーと様々な方がいますが、みんな大きな意味で同じ志があって、昔からいるメンバーは本当に変わらない。久しぶりにあっても居心地がよくて、大きな家族みたいな人たちなんです。

自身で法人を立ち上げたものの、方向性はこれで良いのか、自分に正直に生きているのか等、問われる日々が続いている中で、ある意味自分の原点と思える場所に立ち寄ることができたのは、「私って何だかんだ運がいいよなー」と思わずにはいられませんでした(楽観的ですねw)。

家に戻り、2010年に出版されたこのGAIAのまかないについてまとめた本『GAIAのまかない日記帖』を久しぶりに手に取りました。当時の代表だった清水さんはスタッフのためにまかないを作り、その際に感じていたことを綴ったコラムをたくさん残していたため(毎月発行していたGAIAの新聞で発表していました)、それを私が再編集して本にしたものでした。

パラパラとめくって読むと、あの頃に食べていたものの記憶が蘇ってきました。今でもなかなか他では食べることができないご飯。心からああ美味しいと感じて、身体の隅々までにじんわりと滋味が染み渡るようなご飯です。

使われている食材は全国の世界の志のある人々が作っているものであることはもちろん、関わっている人々のいい気が入り込んでいるからこそ、あの味が出せるのではないかと思います。いい気というのは単なるいい人の気ではなくて、いろんなことを受け入れながら迷いながらも自分らしさをどうにか失わない、そんな気ですね。

いろんなことを思い出させてくれたこの機会を自分の栄養にして、自分らしく頑張ろう。そう思うことができたありがたい日に感謝ですね。

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